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JAPDTを取材&今日はロジャー博士インタビュー取材です

先週、JAPDT(日本ペットドッグトレーナーズ協会)主催のカンファレンスを取材・聴講してきました。

その取材で講義内容のおもしろかった、動物行動学者のロジャー・アプランテス博士に、今日は「愛犬の友」の人物インタビュー連載であらためてガッチリ取材します! (その掲載誌の発売は10月25日)

ロジャー博士の「ひとりで留守番するとき」という講義が印象的です。

犬の不安からくる、いわゆる「分離不安」による留守番問題は実はごく一部なのだそうです。ほとんどの留守番問題は、①ひとりでいることに対処する方法を知らない ②刺激が少ない ③飼い主から注目されないなどの特定の状況を受け入れようとしない のが原因とか。それをふまえて、ロジャー博士が実践して直してきた犬の留守番問題の改善ノウハウをしっかり聞いてきましたので、今後はそれを取り入れながら私も飼い主さんのお悩み解決に役立てていきたいと思います。

「分離不安」ではないのに安易に「分離不安」のレッテルを貼られているワンちゃん、案外たくさんいるかもしれませんね・・・。

そして、ロジャー博士はポルトガル生まれで、デンマークに長く住み、今はタイで海洋生物の研究と環境保全にかかわっているだけに、「お住まいはどこですか?」と尋ねると「地球」と答えるそうです。(私は「今はタイに住んでいるんですよね?」と聞いてしまったので「チャイ、カップ(タイ語で「はい、そうです」)としか答えて頂けませんでしたが<笑>)。「地球」という答え、すごく気に入りました。そうですよね、犬も人も「動物」であり、地球という空間をみんなでシェアしているのですから。

それにしても、私も世界20カ国の犬事情を見てきましたが、動物行動学の専門家であるロジャー博士の観察眼や考察力には及びません。でも、ロジャー博士に共感できる考察を発見しました。それは、ところ変われば様々な価値観や習慣があり、でもそれに対して「なぜ?」と理由を尋ねてもたいがいはうまく答えられないということ。具体的に説明すると、ロジャー博士いはく、アメリカではクレートに対して肯定的な見方をしてよく使われるそうですが、ヨーロッパはクレートに対して否定的な印象を持っていて「かわいそうだから入れない」人が多いそうです。でもロジャー博士が「なんでかわいそうなの?」と聞いても、「そうねぇ。狭いから???」と、実感を伴ってうまく理由を説明できる人はいないとか。身近な「習慣」が人々に「その価値観」「その行動」を育ませているけれど、実はそれは単なる「習慣」にすぎず、考え直してみれば無意味なものだったり根拠のない思い込みだったり…。そういうの、「あると思います」(←エロ詩吟のお笑い芸人風で)

これまでの概念や価値観を、あらためて考え直してみる作業、私にも必要そうです。

また、日本には日本の文化と日本人の価値観が根付いています。いくら犬文化が欧米のほうが進んでいるとはいえ、そのまま日本に当てはめると違和感があったり、受け入れにくい犬文化もあると実感しています。日本人にその犬文化があうかどうか。それを既成概念にとらわれずじっくり考えて、取り入れたり紹介したりしていきたいと思います。

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