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2009年11月

中央区の福祉まつりで♪ 子どもと犬・・・正しい犬との触れ合い方

10月25日、中央区の健康福祉まつりで、
動物との共生推進員として、子どもと犬の触れ合いコーナーを担当しました。

「犬の正しい触り方」のチラシをWordファイルで作り、 (印刷は保健所が行って)
愛犬リンリン(ノーリッチ・テリア)を連れて、GO!!!

犬に触りたい子どもたちを連れた親御さんにチラシを渡し、
子どもたちには、「こうやって触るのよ~」と説明しました。

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フランスやドイツのように、犬がフツ~に社会に受け入れられるためには、犬を怖いと感じる子どもを減らすのが効果的!と考えております。未来を担う子どもたちが犬のすばらしさをわかってくれていれば、日本でも犬との共生社会は実現しやすくなるでしょう。

4歳半になったリンリンは、子育ても経験して落ち着きましたね~。
子どもに抱っこされても、ゆったり。
お手やフセを子どもたちに指示されても、ちゃんとやってました。
えらいわ~(←飼い主バカですみません・・・)。

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こうなるようにと、子どもへの社会化にも実は力を入れて行いましたが。(子犬期の社会化の大切さについては、前回のブログをご参照ください)

ありがとう、リンリン☆

写真、このとおりヒドイので・・・Rimg0174

(汗;  チラシの内容は、こちら↓

「ワンちゃんの正しいさわり方」

ワンちゃんにはワンちゃんのマナーがあるんだよ。
仲良くなるためには、犬の気持ちをわかってあげよう!

●相手の目をじっと見るのは、犬の世界では失礼なんだよ。
仲良くなるまで顔を見つめるのはやめようね。

●ゆっくり近づいていって、横に並んであげてね!

●ワンちゃんが怖がって「ウー」って言っていな かったら、手のにおいをかがせてあげたあと、 手をゆっくり動かして背中をなでてあげよう!

<ワンちゃんが苦手なことは、しないでね>
頭の上から手を出さないで!
パンチされるの?ってびっくりしちゃうよ。
のどの下のほうから手を近づけてね。

正面から走って近づいてこないで!
攻撃されるのかな?って間違えちゃうよ。
とにかく横から、ゆっくり近寄ってきてね。

シッポと口のまわりと手は触らないで!
触られたらイヤなところだから、そっとしておいてね。

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ONE LOVE ACTION! のパネルディスカッション

11月4日、ONE LOVE ACTION! ワークショップで、ドッグジャーナリスト&ペットドックトレーナーとして講師(パネラー)を務めさせていただきました。

獣医師でペットライフアドバイザーの高倉はるか先生とのパネルディスカッションでは、
ラジオパーソナリティーでドッグヨガインストラクターの青木さくらさを進行役に、
「あふれる情報のウソ、ホント」
◆ ワクチンプログラムがすべて終了するまで子犬を外に出してはいけないのは本当?

◆ 恐怖からくる攻撃性や問題行動などを減らす(=殺処分される犬を減らす)には「子犬の社会化」が効果的?

◆ 危険な犬種は本当に危険? ~九州のロットワイラーと秋田犬の事故から考える~

といった内容で意見を交し合いました。

実は打ち合わせも、すごく盛り上がったんです!
でも、本番では時間がなくてご紹介できなかったネタが・・・。
ということで、ここでご紹介いたします。

高倉先生から聞いたことで、「なるほど~」と思った発想です。

日本ではいわゆる保健所へ連れ込んだ末の「ガス室での殺処分」はあっても、動物病院などに依頼しての「安楽死」はそれほど多くありません。
でも、欧米では、噛み付くといった問題行動が原因で安楽死させられる犬は日本よりも数多くいます。
その安楽死処分と、日本では殺処分を減らすためのひとつの手段として、米国で勉強された高倉先生ならではのご意見をうかがえました。
「4本の犬歯を外科的手術で抜いてしまえば、噛まれてもダメージを受けずに済むし、その犬に対する恐怖心もやわらぐでしょう。だから、安楽死という選択肢以外でも、犬と人間が折り合いをつけて平和に生きていく手段があると思うんですよね。犬にとって犬歯がないことはベストじゃないかもしれないけど、殺されてしまうよりはいいのではないかしら」(高倉先生)

幅広い知識に基づく柔軟な発想って、本当に大切だな~、と感じました。

さて。
ディスカッションのトピックスでもあった「子犬の社会化について」。
私は、今年の秋のJAPDTのカンファレンス(Jennifer Messer講師の講義にて)で配布された「子犬の社会化についてのAVSABの意見書」を資料として受講者にお渡しいたしました。
AVSABとはアメリカ獣医動物行動学研究会のこと。
子犬期に適切な社会化がされれば、犬は怖いものが少なくなり、自信とゆとりを持ってほかの人や犬と付き合え、しあわせに暮らせるでしょう! つまり、社会でも愛される犬になります。そして、不安や恐怖から来る攻撃行動や、噛み付きの抑制を学べていないことによる問題行動などによって殺処分される犬も減るのです。

ちょっと長くなりますが・・・その配布資料をコピペします。
JAPDTカンファレンスでMesser講師は、ドッグトレーナーができるだけ多くの獣医師に対してこの意見書を配ることも社会化を促進させるのに効果的だとも述べていました。そう。体の健康と同じくらい、心の健康も大切なのですから。~私も、ただいま、獣医師の方々にも配布中です!

+++++
子犬の社会化にとって、生後3ヶ月間は最も重要な時期である。この時期の子犬らちは可能な限り多くの人間、動物、刺激、環境に暴露されるべきである。しかも、これらの刺激は安全、且つ、過度の恐怖、逃避行動、攻撃などを起こさないようにコントロールされていなくてはならない。

これらの理由から我々AVSABはワクチネーションが完了する前の子犬たちへの標準的な飼育方法として、このような社会化の機会が与えられるべきだと考えている。

恐怖心よりも社交性が勝っていることから3か月齢までは、新しい人、動物や経験を受け入れるための窓が開かれている時期といえる。この重要な時期の不完全または不適切な社会化は、恐怖、回避、そして/または、攻撃のような問題行動の発現を将来増加させるかもしれない。問題行動は飼い主と犬との絆を解いてしまう大きな脅威である。事実、シェルターに放棄される犬の最も多い理由は問題行動であり、3歳未満の犬たちの第一死因は、感染症ではなく問題行動なのである。

この早い月歳時期の子犬たちの免疫機能は未だ発達段階にあり、母犬からの免疫と第一回目のワクチンによる免疫が交錯している状態ではあるが、正しい管理さえあれば感染症の危険性は下げることは可能である。問題行動による死についてを考えねばならない。

行動学を専門とする獣医師として、飼い主に対し子犬にこれからの生活の中で経験する種々の刺激にできるだけ安全に暴露する機会を与えるようにお薦めしたい。3ヶ月歳以前に病気のリスクを最小限に抑えた環境で開かれるパピークラスに参加することは、トレーニンングの促進、人と動物との絆形成、子犬の社会化に役立つすばらしい機会である。

社会化の過程
子犬は生まれた時から、体のどこに触られても受け入れることができるように人間に触れられるべきである。可能な限りたくさんの違う人々、よく社会化された動物、状況、場所などに暴露するように努力すべきである。周囲の環境を探索したり、調査したり、うまく扱うよう子犬を促すべきである。

おもちゃの中でも飼い主と一緒に遊ぶ種類のもの、ゲーム、種々の表面(接触面)、トンネル、階段、すべり台やほかの刺激があれば、子犬にとっての環境はより豊かになる。ブリーダーと飼う主の両者は、ドライブにできるだけ子犬を連れ出すべきである。これらの暴露は外交的で社会性の高い犬であり続けるように、成犬になっても続けるべきである。

子犬の社会化クラスは安全に行なうことが可能で、子犬の社会化形成の手段であり、子犬に、より早くからコマンドへの反応を教えることができる。それぞれの子犬たちは教室に入る前に最新のワクチン、病気や寄生虫の検査を受けるべきである。できれば教室は簡単に清掃が可能で汚染されない表面を持つ場所(例 室内環境)で行なわれるのが望ましい。ドッグパークや非衛生的、そして/または、ワクチン歴が不明だったり健康状態が不明だったりする犬の往来が多い場所は避けなければならない。

教室や家でのトレーニングは、頻繁にほめる、なでる、遊ぶ、そして/またはおやつを与えるなどの正の強化子を利用して行なわれるべきである。前向きで一貫したトレーニングは、罰または/または飼う主の優位性を強調するような訓練に比較し、問題行動を起こすことが少なく、より従順な行動を作り上げる。

子犬たちにクレートや子犬用サークルのような安全な場所で、お気に入りのおもちゃ(食べ物を詰め込んだおもちゃなど)を使って一人遊びをしたり、お昼寝をしたりする時間を作るべきである。

これによって、子犬は自分だけでいることを楽しめるようになり、飼い主への過剰な愛着が原因となる問題を防ぐことができよう。子犬が1歳を迎えるまでいろいろな幅広い経験をさせ続ける

ことも分離関連の問題行動予防に役立つ。

サークルやクレートを用いた適切な隔離トレーニングは、子犬に休む場所、一頭でいるための安全で安心な場所があることを証明することになる。クレートを使う経験をしている子犬は入院や飛行機・車での移動時にゲージに入れられてもストレスが少なくてすむだろう。子犬にクレートを心地良い場所、遊べる場所として与える。

早期のそして十分な社会化と、正の強化によるトレーニングプログラムは、問題行動の予防と、人間と犬との絆を向上させ続ける。生後3ヶ月は子犬の生涯において最も重要な社会化期であるから、この画期的な時期を過ごしている子犬の飼い主に対して、できるだけたくさんの人、ペット、場所に対して社会化をし続けるように強く推奨したい。しかし、もし子犬が怖がる様子を見せるなら、動物行動学に親しい獣医師に指導を求めることをお勧めする。

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ARKの犬猫譲渡会の報告

10月26日は、恒例のARKの犬猫譲渡会を、犬の幼稚園スペースで開催しました。

好天に恵まれたこともあり(よく雨の開催になってしまうのですが・・・)、たくさんの方がいらしてくださいました。人と犬があふれておりました(↓写真のとおり)。狭いスペースで、申し訳ないです・・・。

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うれしかったのは、当幼稚園の生徒さんの飼い主さんが、30個近い猫缶の寄付を自転車で届けてくださったこと。そして、ほかにも幼稚園生や出張レッスンでうかがう飼い主さん数名が、「うちの犬の食いつきが悪くて」「いただいたんですが」といったドッグフードを寄付してくださったこと。みなさん、ありがとうございます!

そして、この譲渡会を始めて1年以上になりますが、ここ最近ひとつの変化を感じています。それは、日本人の方が増えたこと。ARKは代表のオリバーさんがイギリス人ということもあり、外国人のリホーム希望者が多いのですが、ここ数回では日本人の方もたくさんいらしています。

これも、日本でも「アニマルシェルターから新しい家族を迎え入れる」というスタイルが、浸透してきたからでしょう!

今度の水曜日は、講師を務めさせていただいている「ONE LOVE ACTION!」。今回は、獣医師の高倉はるかさんとパネルディスカッションをします。楽しみですっ!!!

実は私、昨日、歯磨きをしていて突然ぎっくり腰になったのですが・・・(!)、捨て犬を減らすため、そして日本の犬事情を改善していくため、ONE LOVE ACTIONしかり、この譲渡会の場所提供ボランティアしかり、執筆活動しかり、そして子犬の社会化のための施設運営とドッグトレーニング(社会に愛される犬を増やす)しかり・・・、私にできることをがんばるぞ!

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