« 2010年7月 | トップページ | 2010年9月 »

2010年8月

東京都動物愛護推進員として地元小学校の「どうぶつ教室」に参加

先日、中央区内の小学校に動物愛護推進員として
「どうぶつ教室」に行ってきました。
メイン講師は都の職員(動物愛護センター所属)で獣医師の資格をお持ちの吉川先生。
動物愛護センターに保護された犬のなかから、
人懐こくて明るい性格の3頭が、
ふれあい犬として参加しました。
講堂に集まったのは、小学校2年生の生徒たち。

100715_104254

犬の心臓の鼓動を実際にスピーカーに流して聞いてみたり、
触り方やリードの持ち方などを学んだあと、
3グループに分かれて実際に全員が犬のリードを持って、
室内散歩を体験!

動物愛護推進員が1グループにひとりついて、
リードの持ち方などを実際に指導して一緒について歩きました。
私も1グループ(たぶん40名近く)を担当しました。

犬を飼っているか全員に聞いてみたけれど、
「おばあちゃんのところにはいる」と答えた生徒は4人に1人くらいいましたが、
実際に飼っている生徒さんは7人に1人くらいだったかしら。

印象的だったのが、最初は「怖い~!」と言っていた子どもでも、
最後には「かわいい~!」と言い始めること。
誰かが「抱っこしたい」というと「私も~!」「ぼくも」と、
最初は確実に怖がっていた子どもでも近寄ってくるのです。

人間も「社会化期」が大切!
と、実感しました。

私は・・・。
残念なことに「ゴキブリ」への社会化を逃しました。
カンボジアに小学校を作るNPOの理事の仕事で、
電気も水道もない農村にホームスティしたことが何度かあるのですが、
そこでは「彼氏はいるの?」と聞くと「キャーーーッ」と絶叫しながら
顔を真っ赤にして照れて走っていく年ごろの女の子たちでも、
ゴソゴソ出てくるゴキブリを素手でつかみ、
メリメリメリっと手の中でつぶしてしまうのです。
台所仕事をするお母さんたちは、
作業しながら素足でムギュッと踏みつぶします。
私がそれこそゴキブリが近づいてきて「キャーーーッ」と逃げ出すと、
「なんで? ゴキブリ怖いの?」と、カンボジア人の乙女たちは不思議顔。

これって、幼少期の「社会化」の差だと思うんですよね。

アジアが大好きで、しょっちゅう訪れる私。
幼いころに母が「ゴキブリなんて大丈夫よ」と、社会化してくれたら・・・。
もっと快適にアジア旅行ができるのになぁ。

というわけで、
「犬が社会の一員になる」ためには、
これからの日本の未来を担う子どもたちへの教育が大切で、
それは様々なものを受け入れる器が大きい
幼少期(=社会化期)に始めなければならない!
と、強く思ったのでした。

100715_113310

(保護犬くんと。松末さん携帯での撮影ありがとう♪)

私は2頭の犬とも、子どもへの社会化に力を入れました。
だから、小さな子どもが触っても何をしても大丈夫です。
触りたいと言ってきた子どもには、公園でも、
こうやって触ってね」と教えつつ、
「犬たちは人の心がよ~くわかるんだよ」とか、
「犬は心がとってもやさしいんだよ」などと言っています。
少しでもたくさんの子どもが、犬好きになってほしいから。

それでもうちの犬に近寄ろうとする自分の子どもに、
「ダメよ! 咬まれるから近寄らないの」というお母さんも結構いて、
悲しい気持ちになります。
それでは、せっかく小学校で動物ふれあい教室を開催しても・・・。
確かに、「しつけ」と「子どもへの社会化」をしていない犬は、
自分にイヤなことをされると咬む可能性はあります。
たとえば「正面から目を見ながら近づく」のは、
犬のボディランゲージでは攻撃を意味するので。
とくに子どもは目線が近く、
走り寄ってきたりと動きが急なので犬は警戒しやすいのも事実。
でも、これまで犬に縁のない生活を送ってきたお母さんたちにも
「子どもは嫌いじゃないですか? 触っても大丈夫ですか?」と言ってもらいたいな。

今年は「生物多様性年」でもありますが、
この地球は人間だけのものだけじゃない。
身近な「人間以外」の生き物を大切にできる社会は、
とてもあたたかくやさしい社会であり、
そんな中央区に、東京に、そして日本になればすばらしい。
私もコツコツとやっていきますよ。

|

« 2010年7月 | トップページ | 2010年9月 »