« One Love Action! 講師とクマと猫のTNRの話題 | トップページ | クリアレットはおしゃれで機能的 »

エキサイティングなインタビュー。そして動物愛護管理法のこと

今日は、犬の遺伝病の話を少し。

もうかれこれ5年近く
犬の病気関係の連載を「愛犬の友」で続けていますが、
1月号用に、今回はオーストラリア人の
アマンダ・チン博士へのインタビューを行いました。
もしかして私より若いかもしれない、ステキな女性の獣医師です。
現在はメルボルンにあるジェネティク・テクノロジーズ株式会社(GTG)に
動物検査部の部長として勤務しています。

GTGに関しては、今発売されている「愛犬の友」のダックス特集の
ブリーダーさん(真野宣子さん)へのインタビューでも話題になったばかり。
ダックスは、失明に至る不治の病「進行性網膜萎縮症(PRA)」を
遺伝的に持つことがあります。
日本の人気犬種ではトイ・プードルにも見られる遺伝性疾患です。

真野さんは、保有する数十頭のカンヘン・ダックスフンドすべての
PRAの遺伝子検査を、日本の代理店をとおしてGTGに依頼しました。
唾液を採取して豪州に送る、1頭あたり2万円近くする検査なので、
検査料も数十万円。
「それでも、遺伝性疾患のない犬を後世に残すのはブリーダーの大切な役目。
幸い、うちの犬は全頭クリア(PRAの遺伝性疾患なし)で、
ほっとしました」とのこと。

GTGでは、ほかにも特定の犬種に比較的多く見られる遺伝性疾患に関して、
遺伝子検査を行っています。

アマンダ博士のインタビュー記事発売前に詳しく述べてはいけないので(笑)ほどほどにしますが、
私が家庭犬の問題行動矯正に関して学んだオーストラリアは、
「遺伝性疾患のコントロール」に関してもすごく進んでいるんだなぁ~、
さらにここ数年でレベルアップもしたんだなぁ~と、
取材であらためて実感しました。

ちなみに私の愛犬ノーリッチ・テリアのリンリンも、
実はそういった情報をあらかじめ知っていて、
オーストラリアのドッグトレーニング留学中、
ブリーダーさんを探してブリーダーさんのところへ直接出向いて、
遺伝性疾患などのないことを確認して譲り受けました。

日本では、動物愛護管理法の見直しが行われています。
欧米豪のように、
ブリーダー(犬種の番人である繁殖家)の顔が見える対面販売が日本でも定着すれば、
遺伝性疾患の検査も一般化するのではないでしょうか?
自分の家族になる子犬がどんな環境で育ったかがわからず、
遺伝性疾患を繁殖段階でコントロールされていない子犬かもしれない・・・。
このような状況が残念ながら当たり前になっている今の日本の現状が、
少しでも改善されるような新しい動物愛護管理法となるよう、
心から願います。

日本の犬の悲しい流通事情やペット事情の問題点に関しては、
AERAの記者である太田さんの著書をぜひお読みください!
『犬を殺すのは誰か ペット流通の闇』(朝日新聞出版)

ちなみに、太田記者へのインタビュー記事(@ONE LOVE)も
ぜひ読んでいただきたいと思います。
http://www.onelove.cc/message_ota.html

あ。「愛犬の友」もよろしければ・・・(笑)。

|

« One Love Action! 講師とクマと猫のTNRの話題 | トップページ | クリアレットはおしゃれで機能的 »

執筆情報」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/443172/37545341

この記事へのトラックバック一覧です: エキサイティングなインタビュー。そして動物愛護管理法のこと:

« One Love Action! 講師とクマと猫のTNRの話題 | トップページ | クリアレットはおしゃれで機能的 »