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犬のしつけはなんのために必要?

6月最初の土曜日に開催された中央区の「犬のしつけ方教室」、
無事に終了いたしました!
講師を務めて数回目になりましたが、
参加される飼い主さんがよくおっしゃるのは
「おやつがあれば言う事を聞くんですが・・・」
「家の中ではできるんですが、外に出るとなかなか・・・」ということ。

前回のブログでも書いたとおり、
「フードを消していくトレーニング方法」を、
犬の幼稚園アーバン・ポウズでは飼い主さんたちに
お伝えしていこうと思います。

また、確かに
外=刺激の強い状況でも飼い主さんの指示に反応できるようになるには、
ある程度のトレーニングのレベルアップが必要です。
それには、刺激の少ない室内でまずはきっちり成功するようになってから、
外でのレッスンへと移行していくことになります。
なにごとも、基礎を固めることが大切! です。

ところで、「犬のしつけ」ってなんのために行うのでしょうか?
私は、「社会に受け入れられるマナーを身につけるため」と、
「犬の心身を安定させてあげるため」に必要だと思っています。

犬が気持ちを落ち着かせるためにとるしぐさである「カーミングシグナル」のひとつに、
オスワリやフセがあります。
興奮している愛犬を落ち着かせるには「オスワリ」や「フセ」が有効です。
また「今はじっとしていなければならないんだよ」というメッセージを
飼い主さんは「マテ」という言葉により送り、愛犬の動きを管理します。
オスワリやマテは、芸ではありません。
ピンポン吠えや来客への飛びつきを「オスワリ」や「マテ」でやめさせることもできます。
日常生活のあらゆるシーンでそれらが活用できるのです。

私は以前、たまたま首輪がゆるくなっていた愛犬が、
ロケット花火の音に驚いて首輪抜けをしてダッシュして大通りへ逃げたとき、
「マテ」と大声で言って愛犬の動きをとめて取り押さえられた経験があります。
しつけは、愛犬の命を救うことにもつながります。

日本では犬の飼い主さんを「ママ」「パパ」などとも言いますが、
親=保護者でもあります。人間の子どもも、犬も同じ。
しつけに関わる仕事をしながらつくづく自分自身も2頭の「ママ」として、
しっかりした保護者でありたいと実感する毎日です。

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コメント

最近、中央区にもたくさんマンションができましたが、その多くはペット飼育可です。そのせいか犬を飼う人も飛躍的に増えました。マナーの悪い飼い主も相対的に増えました。できれば犬を飼う人みなさんが、しつけかた教室に参加してマナーを身につけてもらいたいぁと思う今日このごろです。通りすがりに失礼しました。

投稿: 通りすがり | 2013年1月14日 (月) 01時02分

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