3月2日の毎日新聞より
「犬:人間の笑顔分かります 麻布大特任助教ら立証」
この話題、とても興味深いので今月、麻布大に取材に行くことにしました。
くわしく、たっぷり聞いてきます。
あ~、ワクワクするわ~。
詳細は「愛犬の友」5月号をお楽しみに♪
犬とこうして公私ともに毎日かかわっていると、
犬は本当に人間の気持ちをよく読みとる生き物だと実感します。
「知能指数」はサルのほうがイヌより高いかもしれませんが、
「人間への共感力」はイヌのほうがサルより高いと私は思っています。
でも、人間が醸し出す全体的な雰囲気で、
気持ちを読み取っているのだとも思っていました。
たとえば、声色とか。
犬のトレーニングにおいて、
低い声で叱り、高いやさしい声でほめるというのは、常識です。
今回の実験では写真を見せるだけなので、
「声色」「におい」などの情報は犬にはないわけで・・・。
「表情」という情報だけで認識したんですよね?
これには「ふむふむ」と興味をそそられます。
やっぱり、コンラート・ローレンツ博士じゃないけど、
「犬はともだち」であり、人間のパートナーなのだと思います!
犬にはニセモノは通用しません!
飼い主さんが本当に怒っているのか、心の底では許しているけど叱るフリをしているのか、
とっても敏感に読み取っています。
「本気の付き合い」ができるパートナーであり、そうしないといけないですね。
以下、記事をコピペしておきます。
私の毎日新聞のコラム連載も、1年後にはリンクが切れてしまったので…。
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犬は人間の表情を見分け、笑顔がちゃんと分かります--。飼い主とのコミュニケーションで重要な犬のそんな能力を、麻布大獣医学部の永沢美保特任助教(動物行動学)らが実験で立証した。近くドイツの専門誌に発表する。
愛犬家なら日々感じる犬の能力だが、永沢助教によると、種の違う動物の表情を識別するのはサルなどでも難しく、こうした実験は珍しいという。永沢助教は「犬が笑顔の意味まで読み取っているかは今回は証明していないが、生活の中で飼い主の喜ぶ姿などを見て学習している可能性は高い」としている。
実験は2008年9月から09年10月、生後8カ月~6歳の犬5匹で実施。飼い主の笑顔と無表情の2種類の写真を並べて見せ、笑顔の方に鼻で触れたらえさを与えて訓練した。その後、飼い主が帽子や眼鏡で変装した写真で同様の実験をした結果、5匹平均で82%の高い割合で表情を見分けた。
見知らぬ人で、飼い主と同性の10人と異性10人の写真を見せても、正答率は同性で平均78%、異性は62%だった。1人暮らしの女性に飼われている犬は男性の正答率が下がったが、家族と暮らす犬は性別に関係なく、笑顔をほぼ見分けられた。
永沢助教は「犬は人間に近いコミュニケーションができる表れ。家庭でのしつけも無表情でせず、笑顔でほめれば飼い主の感情がより伝わるはず」と話している。
+++++ 毎日新聞、2011年3月2日
↓写真は、うちの犬の笑顔。犬もうれしいと微笑みますよね♪
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