フレブル専門雑誌『BUHI』最新号(6月27日発売)に、
エッセイを寄稿しています。
小西編集長から連絡があったのは、5月のこと。
「今回の東日本大震災を受けて、臼井さんが思ったことを、
なんでもいいので書いてください。提言をお待ちしています」と。
はい。
いつもの小西さんどおり「どうぞお好きに書いてみて~」なパターンです(笑)。
(そんな感じで、友人のなおちゃん(川野なおこさん)も依頼されたようで、彼女がとても素直に自分の気持ちを語ったステキなエッセイも掲載されています♪)
ええと、ええと、ええと・・・。
と、さまざまな思いがめぐりました。
新潟県中越地震のあと、
新潟県庁と、小千谷市の獣医さんのところへ取材に行き、
同行避難の必要性と、同時にそのむずかしさ、
マイクロチップの大切さなどをひしひしと感じました。
それから10年近く経った今回・・・。
やはり感じたのは同じようなこと。
けれども、今はあのときと違い、私は子犬の社会化を主目的とした
「犬の幼稚園」の運営も行っています。
そこで感じるのは、やはり大切なことは日本の犬たちが
「家族の一員から、社会の一員に」なれるように、ということ。
そのことを、詳しく書かせていただきました。
よろしければ、読んでいただければ幸いです。
また、あのあと、幼稚園に通う飼い主さんから(何頭も)
「マイクロチップを入れました」という報告をいただいています。
ハード面での災害への備えも必要ですが、
ソフト面での備えも重要だと思います!
ソフト面とは、ひとつは社会化=ほかの人や犬に吠えたり過剰な反応をせずにどんな場所でも落ち着いて過ごせること。もうひとつは、しつけ=トイレの粗相をしない、吠えたら飼い主がコントロールしてやめさせられる、などなど・・・。
ハード面とは、フードの備蓄や、犬用の避難袋の用意、ノミ・ダニ予防とワクチン摂取、マイクロチップの装着など。
ほかにも、日本のペットを取り巻く状況など、
今回の震災をとおして多く考えさせられました。
どうか、被災したペットたち、そしてその飼い主さんたちのもとに、
1日でもはやく平安と幸せな暮らしが訪れますように。
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